入院した話


先日、体調が急激に悪化して入院することになってしまいました。

今は、目立った症状はなく体調も回復しています。

ただ、当時やってよかったことや事前にできていれば楽だったなという点がいくつかあったことや、このときドタバタしていたので記憶の整理を兼ねて、備忘録的にまとめました。

急激な体調悪化→緊急搬送

入院したのは日曜日だったのですが、体調自体はその前一週間ぐらいから悪くなっていました。 ただ、だるいとか食欲が落ちているといった程度だったので、かかりつけの内科を受診してしばらくは様子見をしていました。

しかし、その週末に急激に体調が悪くなっていきました。最初は週明けに別の内科にも行ってみようと思ったのですが、ご飯を食べても嘔吐したり、少し体を動かすだけでもかなり辛く、これはヤバそうと思いました。
そのため、#7119(救急安心センター事業)に電話しました。
そこで、自身の症状や状態を伝えると、救急車を呼んだ方がいいといわれました。そのため、そのまま取り次いでもらい、救急車を呼びました。

何が必要かは、そのときの自分はあまり分かっていませんでした。
そのため、とりあえず手元にあった現在服用している薬とお薬手帳、財布等の貴重品、ノートPCをカバンに突っ込んで、そのまま到着した救急車で搬送されました。

検査→集中治療室

病院に搬送された後、検査を受け必要な処置を受けました。
そして処置が終わった後、集中治療室に搬送され、1~2日前後そこで過ごしていました。

集中治療室に移された段階で、搬送当初と比べたらかなり楽にはなっていましたが、それでもまだ具合としては悪い状態でした。
その上、いろいろモニタリング機器や点滴等ついていたり、状況的にも動ける状態ではなかったので、最低限会社に欠勤の一報を送った以外はほとんど寝て過ごしていました。

個室隔離

コロナの検査が行われ、結果が出るまで個室隔離になりました。

搬送されてすぐにも検査はしていており、その検査では陰性でした。 ただ、体温が高く偽陰性の可能性を考慮して再検査され、その結果待ちの状態でした。

個室でゆっくりできたこともよかったのか、個室にいる間でかなり体調は回復していました。
個室生活の後半では、個室内で完結する活動は介護なしでもまったく問題ありませんでした。
(個室を出るのは禁止だったので基本じっとしてましたが、 体感としては部屋出ても問題なさそうなぐらい)

大部屋へ移動→退院まで

再検査をした結果、陰性だったため、大部屋に移動しました。

差額ベット代を払っての個室の案内ももらいましたが、私の入院していた病院の個室ベットの差額は高かったため、普通の部屋を利用することにしました。

場所や状況的だったのか、たまたま自分の部屋がそうだっただけなのかはわかりませんが、年配の方が多い印象でした。
(自分の入院期間は2週間強あったため、その間に入れ替わりもありましたが、やはり年配の方が多かった)

今までが個室だったのであまり周りを気にしなくてよかったのですが、ここからは生活音等にも気をつけていました。
ただ、逆に周りの環境で気になることがいくつかありました。

  • 隣の方のいびきが結構大きく気になった
  • まったく会話をしていないのに、隣の人からナースさん経由で通話の声がうるさいと注意をされた(おそらく、廊下から入ってきている音を勘違いしてた)

自分はつい我慢していましたが、周りの環境の問題は1度いわないと入院期間ずっと辛いままになってしまいます(実際そうなった)。
自分に非があるわけではないので、今考えるとそのときに普通に相談した方がよかったと思います。

退院後

高額医療費

高額医療費制度は1ヶ月の医療費が一定を超えた場合に、定められた上限額との差分金額分、後から還付される制度です。

上限金額は給与の額によって変わりますが、今回の入院では合計20万円以上かかったため、今回申請しました。

私が加入していた全国健康保険協会(けんぽ)の場合、申請書を送る形だったため、書類を用意して送りました。

IT系の会社で加入していることが多いIT健保だと、申請不要 & IT健保独自の還元金があり、申請の手間がなくなります。

たまたま、今働いている会社がIT健保ではなかったのですが、IT健保の強さを改めて認識しました。(失って分かる偉大さ)

傷病手当金

傷病手当金は、病気・ケガ等で働けなくなった時に支給される手当金です。 細かい支給条件はありますが、基本的に3日以上連続して仕事につけなければ支給されます。

こちらは医師の診断書及び、事業主の証明が必要なので、退院後病院・勤務先でそれぞれの手続きについて確認→申請しました。

やっておいてよかったこと

最低限必要なものを持って行けた

入院経験はなかったのですが、とっさに必要そうなものは持っていけたため、そのあたりで困ることはあまりありませんでした。

次のものがあれば、基本的にはなんとかなると思います。

  • 財布
    • 保険証
    • クレジットカード
  • [あれば]服用中の薬やお薬手帳
  • 携帯・スマートフォン(連絡 & 暇つぶし用)
    • モバイルバッテリー, 充電アダプタ
  • 最低限の仕事道具
    • 自分の場合はPC

お薬手帳や直近の検査結果等があれば、お医者さんの診断に使えます。

私の場合、病院で行った直近の検査の値に加えて、いつから数値が悪くなったかという問診を受けました。
そのとき、たまたま血液検査の結果をお薬手帳とまとめて置いており、ひとまとめで持ってきていたため、すぐに提出できました。
持っていなくてもデータ化して管理するなどしておけば、それを渡すこともできるので、そういった形で保管しておくのもよいと思います。
また、服用してた薬も病院の方で新しく用意してくれましたが、持っておいた方がより安全だと思います。

消耗品や衛生用品など、入院生活で必要なものは病院内のコンビニで基本的に買えました(自分のいた病院では、自分が動けない時でもお金を病院の方に渡して、代理購入してもらうこともできた)。
そのため、特にXXがなくて困ったということは少なかったです。

下着やパジャマ等は持っていく余裕があれば、持っていってもよかったですが、優先度は高くないと思います。

  • かさばる上に緊急事態のときに用意するのは手間
    • コンビニ等で買える
    • 自分のいた病院ではパジャマやタオルはレンタルもあった

やってた方がよかったこと

限度額適用認定証の用意

前述の高額医療費制度を使えば、かかりすぎた医療費は還付されるのですが、その還付まで3〜4ヶ月かかるようです。
(病院から保険機構に明細が届いて、確認が取れてからの還付のため)

その問題を解決する手段として、事前に限度額適用認定証を発行して病院に提出すれば、その上限金額までしかそもそも請求されないようにできます。

今回の私のように、急な入院の場合、あらかじめ用意しておくのは難しいと思います。
ただ、高額な医療費になることが事前にわかっている場合は、あらかじめ用意しておくと事後の申請の手間・一時的な手元のキャッシュ減少が省けます。

そもそも入院しないような生活習慣を心がける

当たり前ですが、病院のお世話にならないような生活をしているのが一番

最後に

結果的に大事にはならずに、無事に退院できました。

病院でいわれたことですが、危ないと思ったら即相談できるようにしておくことが大切だと思います。
不必要な救急車利用 が問題に上がったりもしますが、それで本当に必要な時に躊躇してしまっては本末転倒です。
自分もそうでしたが、気になる場合は#7119 などを利用して相談するとよいと思います。

皆さんも、健康には気をつけてください。

あと、健康関連食品のほしい物リスト を作ったので、もしよければ送ってくれるとうれしいです。


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