先日、GoogleDriveが発表され、使い始めてみたのを記事で書きましたが、その中でDropboxを何度か例に出したので、実際のところどれぐらい差があるのか比較してみました。
続きは以下より…
オンラインストレージとしては、GoogleDriveが登場するまでは、Dropboxがよく代表格としてあげられ、私もメインで使っているオンラインストレージです。まずはそれぞれのサービスについて簡単にまとめます。
Dropboxとは
2GBのオンラインストレージサービスです。他の多くあるオンラインストレージサービスと異なる点として、PCにクライアントソフトをインストールすることで、自動的にフォルダとオンライン上のファイルを同期、1つのPCで通常のファイルと同じように編集すれば他のPC内ファイル、オンラインファイルも全て最新の情報に同期され、複数のPCで利用する際のファイル管理・移動を考えずに常に同じ状態で使うことができます。また、オフライン状態でも編集はでき、オンラインになり次第、同期させるといった使い方も可能であり、オンラインストレージであることを意識せずに使えます。(現在ではGoogleDriveも同様の利用法が取れますが…)
また、GoogleDriveと比較した時、無料の容量増加方法が豊富にあるということがあります。人を招待した場合、紹介者・利用者共に+500MBになる特典や、それ以外にもTwitter・Facebook連携による増加、公式のイベントに参加することで容量が増やすことができたりと、やり方によってはGoogleDrive以上の容量も十分に利用することが可能です。
なお、有料プランは以下の2つ+チームで利用する際のユーザ単位での課金制度があります。
容量 | 月額価格 | 円換算($1=80.29円計算) | 1GB増加当たりの価格 |
50GB | $9.99 | 約802.10円 | 約$0.2(約16円) |
100GB | $19.99 | 約1,605.00円 | 約$0.2(約16円) |
GoogleDriveとは
Googleが先日提供を始めたオンラインファイル管理・保存サービスです。googleの公式サービスのため、他のGoogleサービスとの連携もあり、Docsと統合されています。基本容量は5GBと多めなことに加え、有料容量増加が他のサービスと比べて安価+大容量です。(Picasaも同容量に+Gmailの容量が25GBになるおまけ付き)
追加容量 | 月額価格 | 円換算($1=80.29円計算) | 1GB増加当たりの価格 |
25GB | $2.49 | 約199.92円 | 約$0.1(約8円) |
100GB | $9.99 | 約802.10円 | 約$0.1(約8円) |
200GB | $19.99 | 約1,605.00円 | 約$0.1(約8円) |
400GB | $49.99 | 約4,013.70円 | 約$0.12(約10円) |
1TB | $99.99 | 約8,028.20円 | 約$0.1(約8円) |
4TB | $199.99 | 約16,057.20円 | 約$0.05(約4円) |
8TB | $399.99 | 約32,115.20円 | 約$0.05(約4円) |
16TB | $799.99 | 約64,231.20円 | 約$0.05(約4円) |
比較
基本的にGoogleDriveもDropboxもPC上にも同期をとりつつ、オンライン上にファイルをおくという点では共通しています。ですので、容量や有料プラン、その他要素がどのように違うかをある程度まとめてみました。
GoogleDrive | Dropbox | |
無料容量 | 5GB | 2GB(追加制度あり) |
有料最大容量 | 16TB | 100GB |
1GB当たりの基本価格 | 約$0.1(約8円) | 約$0.2(約16円) |
利用可能OS | Windows,Mac,Android,(iOS(予定)) | Windows,Mac,,Linux,Android,iOS,BlackBerry |
ファイルのロールバック | 30日前までロールバック可能 | 30日前までロールバック可能 |
etc | 有料プランはPicasa同容量+Gmail容量25GB付、他Googleサービスとの連携、OCRによるファイル内検索 | 無料容量追加手段豊富、+$39/年で無期限ロールバック追加可能 |
ひとまず、思いつく限りで比較要素をあげてみました。これだけ見ると完全にGoogleDriveが上位互換になっていますが、実際にはDropboxは容量増加方法は豊富なので、長い目で見ればGoogleDriveよりも大きくなる余地はあります。(実際、現在私は無料のままでDropboxの容量10GB超してます)
また、有料ですが無期限ロールバックが可能なのもDropboxの強みだと思います。これによって誤って消したり、昔は要らないと思ったから消したor上書きしたというようなデータも取り戻すことが可能です。なので、すでにDropboxを使っていて容量に困っていない・すぐに2GB埋め尽くす予定はないのであればちょっとずつ増やしてDropboxを使っていく、そして容量が限界に来たらGoogleDriveに移行するという使い方もありではないかと思います。逆にDropboxをまだ使っていない、今後有料プランを使う予定なし・容量は5GBで十分というのであれば、最初からGoogleDriveを使っていくのも選択肢だと思います。